ベビーパウダー山崎

赤いスキャンダル 情事のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

赤いスキャンダル 情事(1982年製作の映画)
2.5
西村昭五郎先生なら、そもそも男の当惑した表情とか男が悩み、迷う姿なんていらんのだよあんた、と60分ちょっとの映画に仕上げていたはず。悪い女を演じる泉じゅんも冒頭はわくわくさせてくれるが、いまいち描ききれていない。脇の女性キャストまで活かせないとポルノ映画としては三流。娼館で妻を指名する夫の倫理的なタブーにあえて踏み込む展開、水原ゆう紀の犯された過去がじくじくと疼いていく感じは、正しくいどあきおのシナリオという気がした。