haru

赤ひげのharuのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
3.4
2021/10/3 観賞。
TOHO西宮にて観賞。

「午前10時の映画祭11」15作品目❗

長崎でオランダ医学を学んだ保本は3年ぶりに江戸に戻る。
医師としてエリートの道を進むと思っていたが小石川養成所に行かされる。
院長である「赤ひげ」こと新出は保本に「オランダ医学の資料」を提出する様命ずるが彼は拒む。赤ひげ、診療所に不信感を持ち続けていたが座敷牢にいた精神病の女に殺されかける所を赤ひげに助けられる。
貧しくも人柄が良い人間が亡くなる人達を見て少しずつ保本の気持ちが変化していく・・・。

3時間の大作です。
赤ひげ役の三船敏郎は勿論の事、
保本役の加山雄三が目力があり、なかなかの男前で格好良い❗

セットが結構大掛かりなので地方の撮影かと思いきや、東宝撮影所の側で撮影したみたいで時代を感じます。今では、そんな敷地無理だよなぁ~。

後半雪が積もる風景が多々あるのですが、その雪も発泡スチロール的な物と知り驚きました。
黒澤監督あるあるの現場ムチャぶりで「このシーン、雪積もらせよう❗」という姿を想像しちゃいました😁❗

3時間という長さですが、中弛みさせず、「人間の人柄、心模様の移り様」を見せられ黒澤監督の凄味を感じさせられる作品でした‼️
haru

haru