「人間の一生で臨終ほど荘厳なものはない」と赤ひげは言いました。
私もできるものならこの境地に達したいです。
学ぶべきことがあまりにも多すぎる大傑作。
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映画館、DVD、BDなどで今までに何十回鑑賞したか覚えていません。
何度観ても声を出して大泣きします。
不幸、不運、貧困の連続なのに、何でこんなに心が浄化されるのでしょう。
以下、この映画を観るときの心得を述べたいと思います。
①江戸時代のお話しなので、場面によっては「分からねぇー。ありえねー!」と思いたくなることもありますが、そこは我慢です。現代人の価値観で昔の人の暮らし振りを裁くのは野暮というものです。そんな時は「へえー昔の人はそんな風に考えていたのか」と(丸山眞男の言う)「他者を他在とし理解する」といいでしょう。
②嗚咽を堪えきれない可能性がありますので、なるべくなら部屋を締め切って観る方がご近所迷惑にならずに済みます。
③なるべくなら厚手のハンカチを準備しておくことをオススメします。