エソラゴト

テイク・ディス・ワルツのエソラゴトのレビュー・感想・評価

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)
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この題材でミシェル・ウィリアムズ主演というとどうしても今作前年に公開された『ブルー・バレンタイン』を連想しがちだが、こちらの方がやや軽めなタッチで描かれている。

でもそこは女性監督だけあって女性目線の感情表現や内面吐露には男性の自分には納得いかない解せない部分も多々あったり…。

劇中に出てくるメリーゴーランドが主人公の心中を上手く表現。1人で乗っている時の切ない表情、イケメン不倫相手と一緒に乗ってる時の満面の笑顔。ジェットコースターに乗る勇気はないけれどメリーゴーランドくらいなら…。

そしてラスト近くの義姉の言葉は心に深く付き刺さったー。


「人生っていうのは、どこか物足りなくて当然なの」