takeit

近松物語のtakeitのネタバレレビュー・内容・結末

近松物語(1954年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

お玉(嫁入り前)は権力者の男に無理やり言い寄られるし、おさん(嫁入り後)は浮気されるし、岐阜屋のお母さんは息子に振り回されるし、女子の不義密通だけ磔になるという非対称性とか封建社会の
本懐をを遂げた主体の回復が(マゾヒズムからの脱却)がよかった
のちの女性解放三部作の萌芽が見て取れる
戦後民主主義の波に乗っかってる(ヤドカリみたいに思想を変えまくる溝口)要素あり
ちゃんとそれぞれの登場人物の動機が自然で、それぞれのうまいこと交錯しているのも良き
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