Sari

近松物語のSariのネタバレレビュー・内容・結末

近松物語(1954年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

江戸時代、商屋の並ぶ京の烏丸四条が舞台。
許されない2人の恋物語。


おさんと茂兵衛が琵琶湖を船で逃げるシーン。
突然愛の告白を受ける場面は、霧がかかったような神秘的なムードの映像美と相まって最高にロマンチック。
逃げる途中でおさんが足首を捻挫。
転んで茂兵衛がおさんの脚首にキスするシーンはドキドキするほど官能的。
最後の恋に身を燃やしきった2人の穏やかな表情が印象的なラストだった。
茂兵衛演じる長谷川一夫さんのスターの風格と色気。おさん演じる香川京子さんのはっとするような美しさ。お玉役の南田洋子さんもとても綺麗で可愛かった。
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