溝口健二作品はこれで4作目となるのだが、圧倒的に古典作品を観るべきかと。
歌舞伎や浄瑠璃の要素を取り入れてなるほど海外からの評価が高いのは納得
国民栄誉賞の第1号が王貞治なのは同世代なら知ってい…
今で言う不倫をテーマにした物語だが、現代と違って罪の重いことこの上ない。 不義者を出した家は潰れて不義者は磔にされるという。 全てはケチな性格の主人の誤解から始まるのでこの主人に腹が立って仕方ないが…
>>続きを読む私のとても好きな映画です。久しぶりに観ました。捨てシーン一切なし。捨てセリフ一切なし。ショットがあり、カットがあり、シーンがあり、シークエンスがあり、映画になるという見本のようで。それまでの静けさが…
>>続きを読む自己破滅的な「愛」について、考えさせられる。
(1) 誰かを愛するということは、社会とは異なる次元に成立するものなのか。社会による足枷があるからこそ、そして、背徳感があるからこそ、「愛」や欲望は加…
奉公先の主人の奥さんから、本当に困っておりお金を工面できないかと相談された主人公は店のお金を誤魔化そうとするがバレてしまい、奥さんとともに逃げて死のうとするが、ずっと好きだったことを最後に打ち明ける…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
溝口健二の映画。最初は流石に観れないかもと思ったが人物相関図がわかってからはみれた。
備忘録
経師を営む旦那と御家様。そこで働くお玉に手を出そうとする旦那。お玉は茂兵衛に助けを求めて婚約しているこ…
【再鑑賞】
湖に浮かぶ一艘の小舟の上で身を寄せ合う男女。鬱蒼とした林で繰り広げられる大立ち回り。日本的な舞台装置と衣装から生まれるしなやかな所作。
そのどれもが、もうこれしかないという的確なショッ…
見終わってしばらく無言の感動作!
船のシーンが美しかった
心中しようとする直前まで茂兵衛が自分の本心を隠していた事、
告白されたおさんが生きたいという気持ちに変わる様が感動的。
江戸時代の道なら…