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劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.4
平成の仮面ライダーを続ける、、、電王。

電王も平成の中ではそこそこ人気のシリーズで、話に出てくる時空を超える電車“電ライナー”のおかげで色んな時空や世界と繋がれる。
だから、話の展開や他のライダーの世界と繋ぎやすい。

今回はそこからさらにディケイド。
ディケイドも、他の過去の平成ライダーの世界を救う10人目の平成ライダーという設定なので、他のライダーとの親和性が高い。

その親和性高めの2ライダーの共演の劇場版。
佐藤健が出てくる電王としての劇場版は終わってて、この辺から電王が出てくる劇場版は佐藤健が出てきて変身しなくても辻褄が合う設定。

何で辻褄が合うのか、というと、これも電王の特性で、イマジンという人から生まれ出てくる生命体。
これが人間と契約して自我を持って動き、人に乗り移ったり、場合によってはライダーに変身したりもできる。

時間の考え方が入り組んでいて、イマジンなる存在がいる。
だから、佐藤健ではなくても、同じ“りょうたろう”でも、別の若い子供の設定だったり、別の次元の別の見た目の本人、という設定ができる。

今回もりょうたろうの孫のこうたろうがいて、りょうたろうはこうたろうより見た目が幼い、、、ややこしい。でも、電王、可能性は無限。

しかも今回はもともとりょうたろうと契約しているイマジンのモモタロス、、、にちなんで、“鬼ヶ島”。勝手に鬼ヶ島の鬼にされてる。

電ライナーで昭和の時代に迷い込み、ディケイド陣営のメンバーにイマジンが取り憑いているというなかなか突飛な展開だし、鬼側が“切り札”と騒ぐモノがとんでもない代物だったり、電王シリーズはこういう破天荒な設定が意外としっくり来てしまうパワフルさがある。

今回の特別ゲストもたくさんいるけど、やっぱりアッキーナ、可愛すぎる。優しすぎる。

電王もディケイドも別の世界に行ける。別の世界に干渉して色々変えていく。
それが醍醐味だけど、本質としては、“自分の世界がどうあるべきか”という原点に立ち返る。

そして、必要以上に歴史は変えない。歴史が変わらないように辻褄を合わせる。これ、電王シリーズの凄さ。

「俺様、参上」
“どっち”が、本当の“鬼ヶ島の鬼”になるのか、、、最初からクライマックスだぜ。

そして、今回は出番が多いと思ったら、デネブとゆうとの繋がりに通ずる話の回収、これ、素晴らしい。

本当に最初から最後まで大騒ぎの鬼ヶ島TheMovie。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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