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ジョルダーニ家の人々のanguishのレビュー・感想・評価

ジョルダーニ家の人々(2010年製作の映画)
2.9
Le cose che restano=残されたもの

★ローマで暮らすジョルダーニ家は父ピエトロは技術者、妻アニタは専業主婦、長男アンドレアは外交官、長女ノラは既婚で独立して心理カウンセラー、次男ニーノは大学生、三男ロレンツォは高校生の六人家族。上流家庭の幸せを絵に描いたような家族。だがニーノはある思いを抱えていた、そんな時に事件が起こる…

邦題は「ビッチ家の人々」か「ビッチな人々」の方が合ってるかも。家族の心の喪失からの再生にスポットを当てていくのかと思いきや風呂敷を広げ国際問題もまじえて枝を伸ばし纏まりがなくなってしまっていた。次男を中心に末端の人物まで光を当ている。

ぶっちゃけ長男と長女のエピソードは省いていいぐらい。長男のエピソード絡みで観ているので本末転倒だけど。ニーノの「蛙の子」って書き方が嫌い。旦那(恩師)がいる前で浮気相手に「堕胎」したって涙ながらに告白するシーンって後にも先にもこれが初めてなんだけどきょうれつ~( ゚Å゚;)

ラストまでの時間の使い方が酷かった、視聴者が求めた展開だったのかな?少なくとも私は違ったな。事故車を原型のまま家に保存しとけますか?水没した車って動くの?サーフィスだけ修理して、結局スクラップにするお金持ちなんで、その辺の金銭感覚がついていけなかった。

時間が長いのでwiki覗きながら観ていたらネタバレしまくりで戸惑う。アンドレアはゲイ、現実はニーノ(ロレンツォ・バルドゥッチ)がゲイだったりして人生って面白い。

20200622-22(247)
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