ろく

不良番長 一網打尽のろくのレビュー・感想・評価

不良番長 一網打尽(1972年製作の映画)
3.3
人生に疲れたとき~そんなとき「不良番長」だ!
毎日に張りがないとき~そんなとき「不良番長」だ!
上司に叱られたとき~そんなとき「不良番長」だ!

というわけでおなじみ不良番長シリーズ。第15弾。でもどれみても同じだから安心してくれ。

序盤戦こそ、あれ今回はマジメなのかと思っていたけど、山城新伍がでてからはおなじみポンコツ映画に早変わり。それは京唄子で再加速。ああもうどうでもいいやぁって思っちゃう。

展開は必ず
①前半で少しシリアス
②その中にギャグふんだん
③でも敵対組織と喧嘩
④大事なキャラが死ぬ
⑤許せねえ、殴り込みだ!
⑥みんな死ぬけどなぜか梅宮、山城だけは生き残る

という定番の展開。安岡力也なんかこの映画で何回死んでいるのか数えたくなるね(とにかく力也は毎回死ぬ)。そして次回作でしれっと出てくる。

まあ見所はどうでもいいギャグシーンと(このあたりは山城新伍の独壇場)、全くチンピクしないお色気シーン、そして最後の大殺戮。お色気ではひし美ゆり子が出ているけどまさか少年時代の憧れの隊員(ウルトラセブン)がオールヌードでぼよよよよ~んで出ているとはお釈迦様でも思うまいよ。

大殺戮シーンはとにかく面白い。血糊ぶしゅーがそこかしこ。火薬がどかーんもそこかしこ。ベストギャグは「あれ腕落ちている・・・・俺のじゃーん」いや気づけよ!

昭和コンプラなんかなんだそれうまいのか映画。そろそろ発禁になるはずなんで見るなら今ですよ(ウソ)。
ろく

ろく