タマル

JFKのタマルのレビュー・感想・評価

JFK(1991年製作の映画)
2.0
11/22/63 アメリカの歴史が大きく変わった日。
何が変わったのか。共産主義のお人形に手を突っ込んでいる何者かが、身内に、国内にいるようだとアメリカ人が思い到った日だ。ちなみに、ウィズザビートルズの発売日でもある。

1967年桜の季節ニューオリンズ。地方検事ジム・ギャリソンはジョン・フィッツジェラルド・ケネディ(JFK)暗殺事件に取り憑かれていた。後釜のジョンソンにより設置された、ウォレーン委員会の報告書全26巻への疑惑は、事件から3年経った今も深まるばかりである。独自の調査を進めていくうちに、どうやらこの事件にはFBI・CIA・軍部・地元のマフィアなどの巨大権力が複雑に絡み合っており、彼らの手によって事の真相が永遠に葬り去られようとしているという結論にたどりつく。

彼は、愛するアメリカの未来のため、地元ニューオリンズの名士クレイ・ショーをCIAの諜報員として暗殺への関与の科で提訴した。しかし、結果は証拠不十分で無罪。彼が裁判で述べたあらゆる事柄は、全くの陰謀論に過ぎなかったのだ。陰謀論に取り憑かれた男は、マスコミから逃れながらみじめな帰路についたのであった。
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