Garararara

JFKのGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

JFK(1991年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

よく上映できたな

虚実はあるものの、詳細な調査と分析

ケビン・コスナー

裁判の演説シーンが長い


キューバ危機
ホモ

キャサリン検事

バウアーズ…鉄道員、柵の男を目撃、今年8月に空いた道路で単独事故で死亡、医者が死因に疑問、
ローズ…売春婦、ジャック・ルビーに麻薬運搬、ひき逃げで死亡

「本人が言ったとおりオズワルドはいけにえだよ」

銃声は4-6発「こだまを聞いたんだ。銃声は3発だ」暗殺から20分後

「連中は合衆国大統領も殺したのよ。こんな踊り子を消すくらい、屁とも思ってないわ」

ルビー「ダラスじゃ俺は真実は言えないね。喜ばない連中がいるんだ」

“魔法の弾丸”
大統領の背中から、17度の確度で下へ向かった
それから上昇し、ケネディの首の前部から飛び出した
第2の傷です
空中で弾は1.6秒待ち、そこから急に右折して、さらに左から右へ、また左へ、そして知事の右脇から体内へ
第3の傷です
弾は27度の角度で下へ向い、第5ろっ骨を砕いた
そして胸の右側から出る
第4の傷です
次に弾は右折し、知事の右手首に再突入
第五の傷です
手の骨を砕き、また手首から出る
第6の傷
そこで劇的なUターンをして、左腿へ入る
第7の傷です たまは後(のち)に落下
そして弾は原形のまま、病院の担架の上で発見
大した弾です
戦闘経験を持つ者ならすぐ分かる
実際バカげている
でも証明可能と言う
核研究所の物理学者がね
できますよ
理論的には象の尾を草に結びがけからつるすこともね
常識を働かせなさい
陸軍の弾道実験の専門家が、比較実験をした
こうはならなかった
CE-8-56を見て下さい
同じ弾です
死体の手首を撃った
骨が1本くだけただけです
実際は7か所、上部な皮膚や骨を貫通した
この説明こそが、単独犯行説の基礎になっています
“魔法の弾丸”が7か所も回り道しないと思えば、当然4発目があったはず
そして2人目がいれば確実に、共謀がありました
その共謀者がクレー・ショー
51人乗証人が芝生の丘から銃声を聞きました
そこは大統領の右前です
重要証人は、中軍獣医のブレン
後ろにジーンとメアリー
ホランド、ドッド、シモンズは立体交差の上
ひろばを見渡してたプライス
ニューマン。2児の父親
道端でおもわず身を伏せた
ザプルーダー
これらの証人はみんな、柵の後ろから何発か発射されたと証言
パークランド病院の丘から26人の医師が目撃した
大統領の後頭部の破裂をね
ピーターズ先生「左へ後頭部に7センチ幅の開口部がありました。かなりの量の脳が失われており…後頭部の4分の1から5分の1の、脳の基礎部分が吹っ飛んでおり…頭蓋骨の破片が頭皮に張りついて…後頭部の弾の出口は幅が120ミリ、かなりの幅です」
病院で検死に立ち会った民間の医師団は、ノドの傷が弾の入り口だと思った
遺体はワシントンへ検死のため送られた
クーデターの場合、検死を民間の医師でやるか軍医がやるかで、当然大きな違いが出てくる
大統領専用機のダラスからの離陸は、何か逃亡のようなムードだった
新大統領も乗せ
「異議あり」「認める」
その機上へ、オズワルドの犯行だという上方が入った
まだ捜査が始まるまえです
単独犯行説の芽生えです
「異議あり。裁判長」「認めます。ギャリソンさん、推測は交えないで!」
当局の検死には3人の軍医が選ばれました
銃弾の傷を経験してない医者たちです
そして2発の銃弾による8つの傷を確認
ケネディに3つ、知事に5つ
1発は“魔法の弾丸”です
FBIは?ノドは切開するなと言われましたか?
「家族のご希望で頭部の検査を…」635グラム
病理学者としてあなたは、死因追究の義務がある
「追究しました」
裁判長、証人に返答を促して下さい
なぜノドを切開しないのか…
「中佐のわたしに命令に従うだけです」(「この解剖に関しては部外者に漏らすな」)「下位群の軍医総監からでした。絶対にヒミツを護るようにと」
その日大勢がかってな決定をして、国民不在だった
検死医の受任も自主的に記録を焼き捨てました
ジョンソン大統領の命令で、血染めのクルマも洗車され修理された
知事の服は洗濯屋に出された
司法局はわれわれの検視写真の請求を却下した
我々はケネディの脳を検査する法廷命令を取った
弾の経路を調べたかった
でも政府から、通告された、大統領の脳は消えたと
脳だけでなくセイギも消えました
「異議あり。検察官は連邦政府を侮辱しており…」「異議は却下だ」
あの日何があったか、少し考えてみましょう
まず12時15分にテンカン患者が発生
警備の目をそらす作戦です
患者は消えました
病院の調査もなし
Aチームは教科書ビルに到着
その週は床の張り替え工事中で、出入りは自由でした
狙撃の数分前には全員位置に就き、ほかの2チームとの連絡員は絶好の場所を…見晴らし最高
Bチームは狙撃者と連絡員
ダルテックス・ビルの下の階に陣取った
そしてCチームは、芝生の丘の柵の裏へ移動 
鐵道の監視所にいたバウアーズに見られた
最高の狙撃地点だ
ケネディを低い弾道で狙える
そして整理係は、身分証明書をちらつかせて、周辺の人払いをする
群衆の中にも2、3人いたはず
全部で11、2人
3チームに狙撃者3人
2か月前ショーらが話した三方の交差しゃげきだ
下調べは十分にできている
動く標的を撃つ練習も充分に積んできた
準備万全打
ケネディの一行はヒューストン街へ
この仕事は楽勝だ
ヒューストン街なら教科書ビルから楽に狙える
でも三方交差点の射撃点へ来るまで待った
ケネディはエルム街へ最後のターン
時速を20キロに落とした
狙撃者たちはプラザを狙った
照準器で狙い定めた
連絡員の“グリーン”の神号を待った
あるいは“中止”だ
最初の銃声
むなしく響き狙いは完全に外れた
フレーム161 ケネディ、何かの音を聞く
知事はやや右を見る
フレーム193 第2発前から大統領のノドに
フレーム225 看板裏から撃たれた大統領が見える
ノドに手を…
第3発はフレーム232 ケネディ、背中を撃たれ前にかがむ
知事は撃たれた様子がない
帽子を持ってるから手頸も撃たれてない
知事は振り返る
フレーム238 第4発
大統領を外し知事の背中に
銃が2丁あった証拠です
知事が叫びます、“皆殺しにされる!”
その時もう1発が完全に狙いを外し、立体交差下のテーグをかする
車がブレーキを…
第6発は運命の弾
フレーム313 前方から頭部に命中
これが重要です
大統領は左後ろへのけぞる
右前から撃たれた
教科書ビルとは逆方向です
もう一度…後ろの左側へ倒れる
後ろの左側へ
後ろの左側へ
後ろの左側へ
そしてどうなった?
地獄絵だ
(「早く引き上げよう」)
銃は素早く片づけられた
オズワルドの銃以外はね
警官のスミスが火薬のにおいで柵の裏に急行した
「相手はシークレット・サービスでした。そこで捜査を続けましたが、彼は整備工のようでした。ラフな服装でしたし、爪が汚かった。当時は気づかなかったが、今思えば変ですね」
ダラスのシークレット・サービスは不在
当時現場にだれもいなかった
ボスのソールズ局長さえいなかった
少なくとも12人が警察に拘束された
でも記録はない
住所不定の男たちが列車から降ろされ、広場を連行され撮影された
この逮捕記録もない
シークレット・サービスと称する男が多数いた
彼らの正体は?
オズワルドはどこ?
12時15分、パレード見物に行くOLが、彼を2階のスナック室で見かけた
コークを飲みに来たか…
「部屋の右のブースにいて、例によって1人でした。昼食のようでした。彼だったことは確かです」
同じころ6階でバーニーも昼食を取っていた
彼は12時15分から20分までいた
そこは空室だ
通行人アーノルドは6階の窓に2人の男を見た
多分バーニーが去った後だろう
監獄の6階にいた囚人も2人を見た
「見たよ。町じゃ歓迎で大騒ぎだ。2人は警備かと…」
オズワルドが犯人ならなぜのんびりしてたか?
彼は2階にいたと警察でも証言した
多分連絡の電話を待っていた
でもかからない
そして暗殺の90秒後に、警官ベーカーがその部屋に入ってきた
「待て!彼は従業員か?」「そうです。大統領が撃たれた」
ウォーレン報告では、オズワルドは5.6秒で3発撃った後、3個の薬莢をきちんと並べて置き、銃の指紋をふき、急いで銃を離れた場所に隠し、階段を2階まで降りる途中2人の女声に出会い、そして冷静な態度で警官ベーカーの前に立つ
それが狙撃から90秒後です
「待て!彼は従業員か?」「そうです。大統領が…」
息が乱れてた?
警官は否定しました
もし彼が犯人なら、その時すぐに逃げられた
時間がたてば、警官がビルを封鎖する
彼は犯人で近くの階段から逃げたか?
いいえ。彼はコークを買った
そしてリード夫人の前をゆっくり歩いて、出口から遠いほうへ行った
警官のいるほうだ
そこから3発も発射されたのに、10分以上もビルは封鎖されない
オズワルドはビルから出た
もちろん異常には気づいていた
大統領が殺され厄介だと思った
身の危険を直感的に感じた
大統領の暗殺が現実となり、電話もかからない
彼は初めて恐怖を感じたのだ
そして暗殺の30分後の1時ごろ下宿へ戻った
上着を着て38口径の拳銃を持ち、1時4分家を出た
車のホーンが2度聞こえた
2人の警官が彼の在宅中家に近づいた
ホーンは合図か?
1時10分から15分の間に警官が殺された
だれも走ってなかったのに、当局は彼が現場まで走ったと
しかも1.6キロを6ないし11分の速さだ
そして殺した
すぐとって返して1キロも歩き、テキサス劇場へ着いたのが1時半少し前だった
なぜオズワルドは警官を殺したのだろうか?
何も怯える理由はないのに…
ドミンゴが、目撃者だったが、オズワルドを犯人だと確認することを拒んだ
クレメンス夫人は犯人が2人組だったと言ってる
でも彼女は証言を求められなかった
現場で警官パウェルは、証拠の薬莢に頭文字を書いた
でもウォーレン委員会に提出された時頭文字はない
しかも12時44分、暗殺の14分後に、警察無線はオズワルドに似た男を手配してる
靴屋の店員ブルーワーも、通りで彼を目撃した
オズワルドは怖くなり大きな陰謀を感じた
そしてテキサス劇場へと向かった
14ドル持ってたのに、75セントの切符も買わない
店員が警察を呼ばせた
その通報にこたえて、少なくとも30人の警官が劇場に駆けつけた
警察がこんなに勘よく、大挙して来たとは驚きだ
前もって知っていたのだ
彼がそこへ行くことをね
ブルーワーは舞台からオズワルドを指摘した
(「抵抗してないぞ!」)
犯人の逮捕、ワシントンで決定済みのことです
劇場から出てきた時、群衆は非難ごうごう
まるでカフカの「審判」の主人公です
逮捕の理由も分からない
見えざる巨大な力も知らない
警察に着いた時もう警官殺しの犯人でした
弁護士もつかず、尋問の記録さえない
そして翌朝の日の出には、大統領の暗殺犯です
国中が彼を有罪だと思いました
愛国者を装って、ケネディ夫人の法定証言にも反対した、ルビーが警察の手で地下ガレージに案内された
そこへいけにえのオズワルドが連れ出され、国民の敵として始末された
(「オズワルド!」ルビーが射殺)
だれが悲しむか?
ひっそり埋葬はされてもね
だれもいない
直ち(ten minutes)に、オズワルドは全世界に報道される
当局の創作を報道が拡大する
堂々たるウソと圧倒的なJFKの葬儀とで、人は思考力を失う
ヒトラーは言った
“ウソが大きいほど人は信じる”と
オズワルドは、目立ちたがりで大統領を殺した孤独な男
そんな同類たちが、ロバート・ケネディやキング牧師も殺した
平和を望む人たちが、戦争を望む人たちに脅威を与え、孤独な異常者に倒された
一匹狼の無意味な犯行と思わせ実行された
我々はみんなハムレットの心境です
殺人者が王座にいる
ケネディの亡霊がこの殺人を許すか?
理想への挑戦です
彼は質問している
憲法の基本は何か?
命の尊さとは何だ?
大統領の殺される国で民主主義の将来は?
しかも陰謀の疑惑があるのに、法組織が動かない
政治的な殺人はまだ続くでしょう
自殺や癌や麻薬中毒を装って…
偽装の航空事故や車のジトが何件起きるか?
“反逆者は栄えず”とある詩人が言った
反逆とは?
栄えれば反逆とは呼ばない
あの8ミリ・フィルムは非公開です
なぜ?
国民にX線写真や検死写真を見せないのはなぜ?
陰謀を証明する書類が山とあるのに、なぜ政府が隠しているのか?
いつも検事局や市民が、重要書類の提出を求めても、政府の答えは決まってる。“国家機密だ”
大統領を奪われて何の国家機密だ?
国家機密の名目なら、基本的権利を奪っていいと?
合衆国の影の政府を認めるのか?
そういう国家機密はどんな感じでどんな形か?
それはずばり、ファシズムです
ここであえて言います
’63年11月22日の事件はクーデターです
悲劇的な結果でした
ベトナム撤退の約束はほごです
戦争は最大の商売で、年間予算は800億ドル
ケネディ大統領は、政府の最高レベルの陰謀で暗殺されました
実行したのは狂信的なで冷酷な戦士たち
国防省とCIAの秘密工作機関に属し、クレー・ショーもその一員です
これは公開処刑であり共犯は、ダラス警察の有志の人々を始め、シークレット・サービスやFBI、さらに上のフーバーやジョンソン、この2人も事後共犯です
暗殺は大統領を臨時緑陰に格下げしました
大統領の任務は多くの機会を捕らえ、平和を訴えること
その一方軍需産業のため議会と商談するのです
わたしはクレージーか?
背伸びする南部の道化師か?
その答えを出す簡単な方法がある
この暗殺で最も得した2人、元大統領ジョンソンと新任のニクソンに、オズワルドとルビーの資料を請求するのです
オズワルドのソ連での活動メモもね
これは破棄されたが…
これらの資料は国民の物です
税金が使われた
この現実は子どもたちに見せたくないと思ったか、関係者へのリンチを恐れたか、この資料は75年間封印です
わたしは40代初め
生きてる間は見られない
でも今年8歳の息子に長生きしてもらいたい
そして2038年9月栄光の朝を迎えて、息子は国立公文書館に入り資料を見ます
もし駄目なら世襲の事業にします
父から息子へ、母から娘へと受け継ぐ
いつの日にか、事実が発見される
我々は、政府を一新すべきでしょう
独立宣言でも言ってます、“社会が停滞したらさらに西部へ行け”と
ある作家の言葉です
“愛国者は自分の国を政府から守るべきだ”
考えて下さい
ここでご覧になった門外不出の証拠をね
我々が子供のころ、みんなこう思っていた
正義は自然に生まれると
美徳は価値があり善は悪に勝つと
でもこれは事実じゃない
正義は人間がつくるもので簡単ではない
真実は権力にとって脅威だ
でも権力と戦うのは命懸けです
鉄道員ホランド
バウアーズ
ヒルやオキーフ…証人たちは死にました
実は手紙で8,000ドル以上が、全国から寄せられました
1ドル札や硬貨で主婦や、配管工、教師、病人の方々から…
とても貴重な善意のお金です
タクシー運転手や、看護師や子供を戦場へ送った親もいる
なぜか?
みんな臨んでる、真実を知りたいと
国を取り戻したいと
我々の国だから、誇りを持てる国にしたい
真実は最も貴重です
真実が無力になり、真実を殺す政府をもはや尊敬できなければ、この国で生まれてもこの国で死にたくない
“死に行く王に権威なし”とか
その通り、ケネディは殺されて権威を失い、我が国の歴史で最高の悲劇になった
クレー・ショーを裁く陪審員の方々は、国家権力に対抗する人間性の代表です
義務を果たすため、クレー・ショーに対する有罪を氷結して頂きたい
“国のために何ができるか”問うのです
死に行く王を決して忘れないで
世界に示すのです、“人民の人民のための人民による政府”があることを
これこそ最も重要な点です
考えて下さい

「1969年3月1日 ニューオリンズ
陪審員はクレー・ショーを、無罪と認めます」

「陰謀はあったがショーが一味とは、考えられん」
「ギャリソン検事!結局ウォーレン委員会は正しかった、そうですか?」
「捜査は不可能だと立証されました。政府の情報期間をいくら尋問したってね」

79年 情報工作局長は、クレー・ショーをCIAの一員と認めたが、彼は74年肺癌で死亡
検死も許されなかった

78年 ギャリソンは上訴裁判所の判事に選出
88年 再選された
現在まで彼は、ケネディ暗殺事件の唯一の公的訴追者だ
東南アジアの戦死者は、アメリカ人5万8千、アジア人2百万、
戦費2千2百億ドル
民間機による投下兵力1千万人
損失ヘリ数5千機以上
投下爆弾650万トン
76年から79年の議会の調査で、陰謀の可能性を発見
しかし司法省は動いていない
暗殺事件の資料は2029年まで公開禁止だ
“過去の出来事はプロローグである”

“この作品を真実を探求する若者にささげる”

20231228 1169
Garararara

Garararara