さみわん

アルマゲドンのさみわんのレビュー・感想・評価

アルマゲドン(1998年製作の映画)
4.6
この映画は私にとって色々な事を教えてくれた名作映画である。作品の内容についてはネタバレを避けれないので下の方書くとして、一番大切な事を先に書きたい。
友人達と好きな映画を話している時にこの映画が上がり、友情、親子愛、責任感、名シーンについて大いに盛り上がった。
するとそれを少し不服そうにみていた一人がボソリと言った。「宇宙なのに重力あるのおかしいよね。」まぁ確かにそんなシーンもあった気もする。あったねと軽く流すと、他にもそんな事を羅列していく。皆微妙な空気になっていくのと対照に彼は意気揚々と話す。辟易したあたりで映画自体の感想を聞くと"そんな点が気になった"それが感想。
この時、私は加点主義で映画を観ようと意識する事に決めた。たまにマイナス点を挙げた方が楽しくなるようなツッコミ待ち作品はあるが、せっかくだから楽しく観たいし映画が描きたかったのはきっとそこじゃない。
★さて、そんな私の一番好きなシーン★(ネタバレ)

大統領演説、AJ、ワッペン、通信と色々あるがやはり一番泣けるのはスイッチを押した時だ。グレースとの思い出の走馬灯は堪えることができても、グレースの花嫁姿に涙腺が崩壊してしまう。これは思い出ではなく幻だろうが、ハリーが観ることの叶わなかったそれを、観ることが出来たことは本当に良かったと思う。見逃してしまいそうな一瞬のシーンだが、このシーンが最高に好きだ。
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