外国人監督と外国人、日本人スタッフ、キャスと1:1くらいで日本映画を作ったら、変わった映画というよりは不思議な映画に仕上がった、思う。
まずはキャストティングですよね!
スタートレック1を撮ったばかりのアントン・イェルチンとまだ「ジュリア・ロバーツの姪」と言われていた頃のエマ・ロバーツを日本まで呼んできて映画に出す、しかもエマ・ロバーツはそんなに出番が多くない・・・見る目ありすぎですよ!!
堀北真希演じるナオミはアメリカンスクールに通う高校生。ある日大事なカメラを落としてしまい庇おうとして自分が学校の階段から落ちてしまう。
救急車には「彼氏」だという松山ケンイチが付き添ってくれたが彼のことは知らない。
なんと4年間の記憶だけが抜け落ちてしまっていた・・・。
まあ松ケンが彼氏って言ってのは嘘なんですけど〜。
ほんまの彼氏がアントンなんだよ!
2008年に撮ってるのでほぼ10年あいてるのに見た目あんまり変わらないよね。
いきなり窓から入ってきてブチュー!ですからね。
やるな!
てかアメリカ人の監督だからか、やることがやたらアメリカナイズドされてんすわ。
キスやハグの沸点とかサラリとパーティーが行われまくってたりとか(パーティー描写自体は非常に違和感)イヤーブックを作ってたりとか。
とりあえず記憶喪失になった堀北真希がアントン・イェルチン→松山ケンイチ→手越祐也と男を取っ替え引っ替えする話。
タイトルの意味はよくわかんないけど元々の「ナクシタキオク」でも意味わかんないのでどうでもいい感じ。
もう松ケンがめちゃくちゃ意味不明な男で不器用に言い寄ってきたと思ったらいきなりキレたりいなくなったりアメリカいたり入院してたり・・・えっ?私今目離してた?並にワケわかんなくてあんな男絶対やだ。
やっぱアントンがいいなーjocks系だし(アメリカでは絶対その位置に立てないよねw)みんなが噂してる遊び人的な感じでもない別れても友達として友好関係が築ける人だったし。
後、特徴的なのはCGの使い方ね!
堀北真希はアメリカに行ってないんすわ。
背景CGのなんたる違和感・・・。
に対して、写真を使ったかなりノスタルジックな場面があるんだけど、そこはすごくいいのよ!
カメラの価値云々は置いといて非常に魅力的な使い方をするな、と素直に思いました。
とにかく不思議な映画で小っ恥ずかしいしダメなんだけど嫌いになれない。
後、ロケ地がね!
「忘れ雪」の病院で使われてた建物でしたね。
堀北真希と松ケンがじゃれ合うシーンにかかってた歌もアントンの声に似てる気がして。
調べた限りでは確認できなかったから違うとは思うけど。