FREDDY

魁!!男塾のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

魁!!男塾(2007年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

宮下あきらによる同名漫画を坂口拓監督が実写映画化したアクション作品である本作は、元海軍少将の江田島平八が塾長をつとめる、武士道精神を継承し真の男を育てる全寮制の私塾「男塾」に入塾し、理不尽な教官や二号生らによる常軌を逸したしごきや懲罰に耐え忍び、血と汗と涙が滲む塾生生活の中で塾生と熱い友情を築き上げていたところ、男塾に私怨を抱き乗っ取ろうと企てた伊達臣人率いる関東豪学連が攻め込んできたことで、江田島平八の提案により関東豪学連と男塾名物"驚邏大三凶殺"で男塾の存続をかけたの3対3の戦いに挑むこととなった、一号生の剣桃太郎、富樫源次、虎丸龍次の勇姿や、男を磨くことを母親から強要され嫌々ながら男塾に入塾した極小路秀麻呂の姿を追った作品となっているのだが、原作漫画は未読なので比較こそはできませんし、再現度に関しても当然評価はできないのでその点を考慮しての感想なのだが、男臭さや武士道精神など暑苦しさが感じられる内容が描かれているものだと勝手に思い込んでいたせいもあり、それとは対極にあるゲストの登場やコメディシーンが映し出されるので思わず首を傾げてしまいましたし、ユニークな組み合わせが印象的だったキャスト陣は悪いとは思わないが惹かれるようなものもなく、物語に関しても前半は塾生生活の様子が描かれるのみで"男塾名物"は面白いとは思うがただただ退屈でしたし、ようやく後半に入って展開を見せるが、"驚邏大三凶殺"と呼ばれる三人一組となった男塾と関東豪学連の3対3の戦いが薄いドラマとともに描かれるのみ。熱量があまり感じらず、男臭さというよりは古臭さが勝っていたコスプレ映画といったところでしょうかね。CGなしでのアクションは見てはいられたが、何を目的に、どのような目で視聴して良いのかがいまいちピンとこなかった。THE BACK HORNによる主題歌は胸アツでしたが。
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