このレビューはネタバレを含みます
見る前から醸し出される駄作臭。
壮大な茶番劇が幕を上げる。
原作のキャラクターが筋骨隆々な体格だが実写化すりとみな細い。それ故に存在感が薄い。
前半はキャラ紹介を兼ねたギャグパート。
途中から驚邏大三凶殺と言うバトルパート。
原作は驚邏大四凶殺だったが日本語ペラペラのマッチョの白人を見つけられなかったらしくJがオミットされそれに合わせて関東豪学連の雷電までオミットされ3vs3の闘いに。
三面拳は成立せず。
ここからがツッコミどころ満載。
巨大な鉄球を押して登らんのか…。
敵味方、審判仲良く進んで行く遠足モード。
1回戦
虎丸vs月光
原作では氷でできた舞台で落ちれば死ぬような感じだったがまさかの通路の途中で闘い始める。
月光は上半身裸になるがお腹ポヨン。
腹筋割れたムキムキではなくプロレスラー的な体付き…いくら怒粧墨で鋼の肉体と言えそのお腹を殴って拳がやられるって…。
2回戦
冨樫vs飛燕
まさかの照英vs綾野剛w
断崖絶壁の中腹で上からの鎖に素手でぶら下がっての闘い。
現実的にまともに戦える訳もなく恐ろしく動きのない闘い…。鳥人拳の見せ場無し。
最終戦
剣vs伊達
2回戦のぶっ飛んだ舞台から打って変わってただの平地。バックにはひたすら富士山を強調。
伊達が斬られた時の出血が凄い勢いで10秒以上文字通り噴射される。もう、虹が出てもおかしくないレベルで。
その後も何事も無かった様に普通に闘う超人達。
途中からはまさかの武器を捨てて殴り合い。
急に大雨になったと思ったらすぐ止んだりその癖地面の水溜りはさっきの豪雨とは全く雰囲気合ってない。
もう、その場のノリで演出をやりたい放題だが全く格好良くない。
松尾がエール中に吐血してたが原作では夜通しエールを叫び続けた結果であって5分10分叫んだだけで吐血とか笑える。そもそもそんなエールに必死なシーンが無いし。
前半のギャグパートの方がまだ見れた