とても良い。さすがカメラマンやっていただけあるな。
自殺未遂して救急車で運ばれるところから始まる。回想しつつ物語が進んでいくので、時系列がバラバラなんだけど、でも無理矢理感はなく自然なので、変な感じや違和感はない。別の時間軸なんだけど、違和感なく入れ込まれているのには感嘆する。
病院かミレーナの部屋か、アレックスの部屋が中心。
ミレーナの普通とは違う様子(あまりこういう言い方は好きではないけれど、他に良い言い回しが見つからないので)、自由に奔放に生きたいという思いから生じる行動、それに付随して起きてしまう出来事の多々に目が行きがちだけど、アレックスの度の過ぎた干渉、手元に置いておきたい、独占欲も異常に見える、作品の最後らへんで分かる救急車を呼ぶまでの行動などから分かるように。