げんき

ジェラシーのげんきのネタバレレビュー・内容・結末

ジェラシー(1979年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

女のことを信じてあげられない男
男のことを愛しようとする女
生(性)と死の対比描写
彼女を自分の物にしたい、自分だけの物にしたい、独占したいと思っていた男は、死にゆく彼女を愛するしかないという皮肉。


「私は好きな人に自由にさせてほしいだけなの」とか
「ありのままの私を理解して欲しかった」だの、なんだか自分に言われているような感覚。
尾崎豊の『Forget-me-not』にある「時々僕は無理に君を 僕の形にはめてしまいそうになるけど」というフレーズを思い出す。「こうしたい」「こうあって欲しい」っていう形を持ちすぎていた。「理想があるんだろうけどその通りにはなれない」「素の私を好きでないとだめ」なんて言葉も思い出した。


冒頭の『接吻』『死と乙女』で象徴されている二人の今後。何も知らないから幸せそうに見える。
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