まいこ

ジェラシーのまいこのレビュー・感想・評価

ジェラシー(1979年製作の映画)
3.5
若い女性が自殺を図る。精神分析医学の教授・アレックスは付き添いとして呼ばれ、事情聴取を受けることとなる。時間軸の交錯と共に明らかになる嫉妬渦巻く人間関係。ジャンルはラブロマンスだけどぜひともホラーも付け加えて欲しいくらいに怖い。

自由に愛し愛されたい女と、形で愛し自分のものだけにしたい男の話。『(500)日のサマー』好きな人はハマりそう。でもちょっと違うのは登場人物のどちらもすこぶる共依存すぎて目も当てられないところ。『インセプション』のモルを彷彿とさせる性格。

はるか昔乙女ゲームが大好きだった時、こういうタイプの男性キャラクターがいっちばん好きだったの思い出しちゃった🥺

ノーラン監督が言う「photographic excellence」って何を示しているのか完全に理解はしていないのだけど、ミレーナがぶっ壊れてジョーカー化した場面や、クリムトの壁画とサブリミナル効果がそれに当てはまるのだろうか。


Nicolas Roeg’s 1980 psychological thriller stars Art Garfunkel and Theresa Russell as a psychology professor and an American woman who get thrown into a turbulent relationship. Nolan told Criterion, “Nic Roeg’s films are known for their structural innovation, but it’s great to be able to see them in a form that also shows off their photographic excellence.”
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