陣内栄

ハチミツとクローバーの陣内栄のレビュー・感想・評価

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)
4.5
「青春ラブストーリー」
という説明がこんなにピッタリな映画は久しぶり。大学生の青春をテーマにした作品を今まであまり観てこなかった分、中高生よりも幾分青春を堪能しているじゃないか!と思った。
こんなに気持ちのいい爽やかで自由でカラフルな大学生生活に純粋に憧れる。きっと美大特有の感性を持ち合わせた人が集まっているからこそ、独特の空気感と言葉とセンスが詰まっている。

そして、どのキャストも不自然なくらい自然にハマっていて、演技をしているのか分からなかった。映像の繋げ方とか切り取り方もステキ。1つのシーンに色んな画角から撮られたカットがつなげられていて、作品への愛を感じる。

原作を知らないけれど、映画化された時に感じる物足りなさはあまりないんじゃないかな〜と個人的に思う。必要最低限のシーンで、それぞれの恋愛と葛藤が進んだり戻ったり立ち止まったりしているのがきちんと伝わった。

アマゾンプライムで観れて良かった。
陣内栄

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