驚きの傑作。
少女漫画原作ということとタイトルから量産型キラキラ青春映画だろうと思っていたらまさかの「好き」という呪縛についての残酷な物語だった。
櫻井翔を見に来た嵐ファンは相当面食らうだろう。何しろ彼をカッコよく撮ったシーンや彼にまつわる胸キュンシーンが一切ない。全く無慈悲に平々凡々。でも映画としては極めて正しい。
例えその先に幸せがなくても、チャンスがなくても好きになってしまったら止められない。ライバルに塩を送ると分かっていてもその人の幸せを願ってしまう。
調子いい時の今泉力哉作品を思い出しました。