未ソフト化幻の傑作ということで期待度鬼高で行ったのですが、普通の面白さでした。
原作を読んでないとどうとも言えないけど、おそらくだいぶ違うんだろうと…
増村の日本のこの時代への達観視がすごいでて…
他人のために愛想を振りまき過ぎた結果、見舞われる悲劇をユーモラスに描いた作品。主人公・大津は田舎の母親のために、憧れの大学生(全学連)のために、はたまたその全学連と敵対する警察のために偽り続ける。彼…
>>続きを読む『巨人と玩具』とか『遊び』よりもvsザワールド感ある。
床に落ちたしょんべんまみれのパンを拾い集めるところとか若尾文子の前で監禁されながらするクソとか。
伊丹十三が『マイバックページ』の松山ケンイチ…
面白い!傑作!
オープニングから既に人格の破れを感じさせるジェリー藤尾の異貌がただならない。終盤、若尾文子へのほっぺツンシーンで鳥肌ブワッ。
そのジェリーの排泄物を拾う、藤巻潤の手つきを執拗に映した…
増村保造、白坂依志夫、そして大江健三郎らによる東大批判映画(?)である。
ジェリー藤尾がたどる転落人生が、あまりに行き過ぎていて笑える。権力構造全般の批判だが、とりわけ大学内の欺瞞をこそ暴く。若尾文…