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気違い部落のいのレビュー・感想・評価

気違い部落(1957年製作の映画)
3.8

タイトルからして
胸糞悪い話かな〜と思って
ビクビクしたが、
そこまでの絶望感ではななくて安心。

部落特有の閉塞的な空間で
交わされる醜い争い。
そのスケールの小ささに呆れはするが、
場所が変わろうと時代が変わろうと、
そしてスケールの大小に関わらず、
本質的には全部一緒、同じことを
しているんだな、と。

哀しさとやりきれなさがありつつも、
クスッと笑える独特の空気感は、
純粋に凄いなと思った。
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