問題児が多くクソの吐きためみたいなクラスに新しく着任しすることになった教師のダディエーと生徒達の争いの火蓋が切って落とされる。
着任はじめ早々から女教師へのレイプ未遂が起きるし、バーで飲んだ後に生徒からリンチされるはで、絵に描いたかのような地獄の学校っぷりにドン引き。みるみる見ていてダディエーのストレスや苦悩を感じる。
まともな教育はできないし保身することに忙しい学校だが、ただ本作にたしかにあるダディエーの理想から本作全体として教育論は確かに存在する。
内容も人種問題も交えつつ本作が1955年なのこともあって微かに戦争の爪痕がセリフにから感じる部分もあり。
印象に残る場面といえばやはり、レイプ未遂事件を解決した後に多くの生徒に凝視される中で登校するダディエーの場面だろうか。
あの場面で生徒とダディエーの戦いが本格的に切られたことが画からして強く感じる。
また生徒達が数学教師のレコードを投げて破壊する場面の狂乱ぶりが嫌でも印象に残る。