やっと、やっとIMAXに観に行くことができた。旅の仲間は、結局台風やら仕事やらで全然タイミングが合わず、しかも３週やると思ってたら2週で終わって、ほんまに悔しかった。数年前、SWのシネマオーケストラの日が、年に数回しかない出張と重なった時と同じくらいヘコんだ。今回観に行けてほんとよかった。なんてったって公開20周年記念だもんね。
二つの塔が3部作の真ん中だからといって侮るなかれ。濃密で無駄のない内容と映像。徐々にフロドを蝕む指輪の威力。それを必死で支えるサム。
ああ、今回もまたサムに泣かされたよ…。いつものことだけど。
指輪に魅入られて、サムに刃を向けたフロドに、
It's me, It's your Sam.
と涙をこぼしながらフロドの心に訴えかけるサムに涙腺決壊…。
このyourがいいの、とても。泣けるの。
映像はほんと素晴らしく、家にディスクがあるけど、IMAXはまた格別だったなー。いつも家ではEEばっかり見るので、劇場版ってここが省かれてたんだったか…と思った。エントの森のシーンが大分カットされてたんだね。ファンタジックな映像が減っちゃってるのでちょっぴり残念だけど、確かになくてもテンポよく進む気もした。20年前の作品だから、CGなんかはちょっと古い感じもするけど、そこも逆に、ああ、こんなに前の作品になっちゃったんだなぁって感慨深くて、味があってよかったな。
仲間たちが分かれて行動することになってしまったことで、物語がより壮大になって、中つ国の色んな所が見られるのが二つの塔のいいところで、特に、エントの森のこれぞファンタジーな映像とローハンの戦いの迫力は普通に見てもよいので、IMAXで最高！でした。意外なところで驚いたのが、サルマンの軍勢が塔の下に集まって雄たけびを上げるシーンの音が凄くて、IMAXの威力を最も感じた。こんなもん勝てるわけないよな…と結末わかってても思ってしまうくらいでした。あと、フロドのお肌がつやつやで（さすが10代）、蛇の舌のおっさんの肌が荒れ荒れで、IMAX辛いなー💦とも思いました。
もう何回観てるねんというくらい観てるんだけど、何回観てもいいものはいい。王の帰還はなんとしてでも、這ってでも行くと心に固く誓って劇場を出た私なのでした。
