mayumayu

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔のmayumayuのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この世界の一員なのに?

我らがガンダルフが、光り輝く白い魔法使いにステップアップして再登場。
相変わらず、お茶目な微笑みとウインクはそのままに。

騎士の国ローハンの王をサルマンの影響下から救い出し、民を守り戦うアラゴルン、ギムリ、レゴラス。サルマンが差し向けたウルク・ハイとの戦い。
戦いシーンの迫力すごい。二つの塔が好きな男性の方は多そうな気がする。

メリーとピピンはエントと交流。怒るメリーの言葉がイイ。

俺たちの戦争じゃないし‥
また忍べば過ぎるし‥

あなたたちもこの世界の一部なのに?

今の時代にも示唆に富んだセリフ‥というか、世界が変わっていないのか。
森の精?エントは森を焼き、鉄と火を用い邪悪な道に足を踏み入れた白い魔法使いサルマンに怒り狂う。

そしてフロドとサム。ゴラムと会い、苦難に遭いながらモルドールを目指す。

戦いがメインな感じですが、フロド・サム・ゴラムパートが深い。
フロドは陽気なホビットたちの中では考え深く、知的な人物だけれど、人間よりは心が強いとはいえ、指輪に心を毒されていく。イライジャの演技。従者サムは健康で折れない心でフロドを支えます。ショーン・アスティン。
2人とも、いい子役から、いい俳優になった人なんだなぁ、なんて。
ゴラム。あれは人間の比喩に見えて仕方ない。悪い心といい心。揺れながら、迷いながら、孤独に怯え、劣等感に苛まれ、信頼できる友を求め、葛藤しながら、時には悪に心を支配されてしまう。
続きがすぐ見れる幸せな環境。
連休中に次も見ちゃうな、きっと。

しっかし、モルドールは絶対楽しくなさそうな国です。敵方の風貌が醜悪で、そろって歯が汚いです🦷
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