カント

ホテル・ニューハンプシャーのカントのレビュー・感想・評価

3.1
家族でホテル経営、の群像劇。
物語が散漫で感情移入しにくかった。

ウェス・アンダーソンの
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
「グランド・ブダペスト・ホテル」などを面白い!って感じる方にはハマるかも。

登場人物がヘンテコ。
【第1ホテルニューハンプシャー】
ジョン(主人公)
フラニー(ジョンの姉)
フランク(ジョンの兄)
ウィン(ジョンの父)
ロンダ(メイド主任)

ホテルのインターフォンで客室の音を盗み聞き。
ロンダの部屋からは激しい喘ぎ声。
ジョンがロンダの部屋を訪れて、オーラル・セックス・テクニックに顔面が蕩(トロ)ける様子は、往年の加藤茶(ドリフターズ)の表情を越える。

【第2ホテルニューハンプシャー】
ミス流産(処女の熟女)
アニー(ピンクフラミンゴのディヴァインを想起させる娼婦)
フロイト(元オーナー)
スージー(クマの着ぐるみの美女)

レイプ、飛行機事故、過激派のテロ、などストーリーがあっちこっちに揺れる群像劇でした。
カント

カント