あしからず

雲の上団五郎一座のあしからずのレビュー・感想・評価

雲の上団五郎一座(1962年製作の映画)
3.7
宝塚映画祭にて。舞台劇で大ヒットした菊田一夫原作作品。
榎本健一や三木のり平、八波むと志、花菱アチャコ、由利徹などなど豪華メンバーのドタバタ喜劇。と言っても世代的にも知識的にも彼らの事を存ぜず観終わってすごい人達と知り若干くやしい。

内容はエノケン座長ひきいる落ち目の旅回り一座。演出家フランキー堺が加わり大阪の大劇場まで大出世の大当たり。
「勧進帳」「娘道成寺」「母恋笠」「カルメン」を見事に喜劇に変えちゃう劇中劇はあっぱれ。元祖吉本新喜劇。
特に演出家のくせに急遽弁慶役を引き受けたフランキー堺のなんちゃって歌舞伎が可笑しいの。
ああ面白かった!で大円団な娯楽作。満足満足。
あしからず

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