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新・平家物語のTsutomuZのレビュー・感想・評価

新・平家物語(1955年製作の映画)
3.7
戦後10年1955年の若者アプレゲールとしての平清盛。
まるで「エデンの東」のよう。

溝口健二が急逝しなければ若きスター市川雷蔵とどのような作品を作ったのだろうか?

進藤英太郎がファウストにおけるメフィストフェレスのような、シェイクスピア作品における狂言回しのような、相変わらずの胡散臭さが最高。

宮川一夫による総天然色平安絵巻は圧巻。
京都文化博物館所蔵のは公開当時のフィルムなので退色しているとはいえ。
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