荒野のジャバザハット

愛しのローズマリーの荒野のジャバザハットのネタバレレビュー・内容・結末

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

前半部は終始ルッキズムに従う上っ面なハルを見せられ続け危険な感じもしたがラストにはしっかり自身の眼で現実を見る事を覚え毒親の言葉から解き放たれる。

ローズマリーの心を閉じ込めている原因はあなただと言い放つ、自身の父親との記憶に蓋をしたハルがローズマリーの父とすれ違いな会話ながらも対峙するシーンは印象的で、過去の自分への言及と取れるこのシーンはその後自分自身でトラウマを乗り越える展開にとても活きている。

意外性はないお話ではあるが普遍的でむしろ今はより根深くなってきてる問題なので色々と考えてしまう。

まあでも前半部の精神科医の能力は余りにも超自然的で結局第一印象から判断してるのでそれもルッキズムだろとは思ってしまうが。笑
あのキャラクターが悪魔的な存在ならもっと納得できたのかもしれない。