うーん…ハードボイルドな（ある種マジメそーな）全体の雰囲気に比して、主演の男女二人のキャラが実に薄っぺらいと言いますか。男の方は最後まで単なるクズの小悪党ですし、それより何より風祭ゆきの方が…そもそも（仕組まれた）レイプで人生が変わってしまった、とゆーて、具体的に何がどう変わったのか（特に自身の心情の面で）からして正直ボヤっとしてますし、以降終盤まではずーっとただ「可哀そうな女」でしかねーですし、オーラスとて多少心境に進展はあるとてコレもとにかく「理由」てのがまたよー分からんですし。。お話としてはちょっとあまりに軽薄にすぎる…てな感じすかね。
ただ今作はポルノですから、ソレはそーとてもポルノ的には見せ場がタップリ有る…てなら全然問題は無いかとも思うのです。が今作は残念ながらコッチの方も…ややＳＭ的な空気感を纏った作品であり、風祭ゆきのムチ打ちシーン＋放尿シーンや、麻吹淳子を（無駄に）緊縛して電流責めにするシーンなんかがチラっと入ったりもするのですが…それらも含めてポルノシーンは総じてごく淡々としていて（＝ある種何故か「気が入ってない」）盛り上がりとゆーのが正直感じられないのですね。風祭ゆきの美貌は相変わらず冴え渡っていた…とも言えますでしょーが、少なくとも個人的にはコッチの方でもあまり楽しめなかったですかね。
