分かったような分からないような…。
人は完全には分かり合えないというテーマだとしたら、このモヤッとした後味は狙い通りなのかも。
短いテンポでシーンをすぱっと切って別のシーンに繋いだり、かと思えば長…
ブレッソンのスタイルを単純化した様ないつものハネケ節炸裂。人種問題が出てくるところまで含めてほとんど2作目の『71フラグメンツ』と同じじゃないか、という気がするが、あれよりはもう少しわかりやすいか。…
>>続きを読む 見た印象としてはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バベル」に似ていると思います。
おそらくテーマはコミュニケーションの問題や、人種間からくるフランスで行われる差別。だと思います。
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出来事が継起的に起こっていく物語を(ましてや映画では二時間ある物語を)観るのが最近しんどくなっている身としては、こういう造りの映画のほうが飽きずに観れる。
継起的な物語展開の映画では「今観ているシ…
怯えたような、悲しそうな顔で後ろへと後ずさる少女。聾唖の少女はボディランゲージでなにかを伝えようとしている。同様に聾唖の子どもたちは、なにを表現しているのかを手話で当てようとするものの、どれも不正解…
>>続きを読む多分、初めてミヒャエル・ハネケを意識して見た映画。
最初は移民の人の生き辛さの話かと思いきや現代に生きる全ての人の生き辛さだった。
「自分が良ければそれで良い」と無意識に行動に出てしまってるのが怖…