この作品自体が観客に理解を求めていなくて、人間なんて通じ合うことができないものだ、という視点で描いているよう。移民問題、人種差別、虐待、無関心など、現代の問題を提起した冷淡でいて根は優しいハネケ監督…
>>続きを読む観客に対して物語をベビーフードみたいにスプーンですくって丁寧に口まで運んでくれるような映画が、そういう要素だけで「良い映画」とみなされることが多い気がする。そういう幼稚な価値観を大の大人が身につけな…
>>続きを読む08.13.2021
03.17.2022
11.08.2023
言葉は通じているはずなのに、わかり合っているはずなのに、繋がっているはずなのに...。結局真実はぶつ切りのまま分からずじまい。そん…
正当に面白いけどオッサンがニヤニヤしながら作ってるのも丸わかりで面白い
ミヒャエル・ハネケもミシェル・フランコもリューベン・オストルンドも、先ずは自分と社会に絶望してから みたいなとこがある
目立…
【第53回カンヌ映画祭 エキュメニカル審査員賞】
『白いリボン』などの異才ミヒャエル・ハネケ監督作品。カンヌ映画祭で受賞、ジュリエット・ビノシュが出演しているのに日本では劇場公開されなかった。
見…
◎ パズルを少しずつ当てはめていくような微妙な感覚
最初から’断片的な未完の物語の旅〜’のような注釈があったし、聾唖の子どもたちが前で動作をする子供の指し示すものが誰も当てれなかった時点で、そういう…
コミュニケーションの不在というテーマを日常性の中で何気なく描く手腕には感服する。まるで数学の証明のように構成していく脚本は精緻だが、それでもハネケが伝えたいことの全ては観客には多分伝わらないという、…
>>続きを読むこのジャケット大好き。
久々観ました。バラバラで描き散らし的な構成の印象でしたが、思ってたよりもストーリー強めだった。でも明らかに文脈をぶつ切りにするシーンもやはりある。コミュニケーション不全の話な…
ミヒャエル・ハネケ作品鑑賞5本目。
日本では未公開だったんですね。
ハネケは理解に苦しむ内容が多いものの、今作はまた変わっていた。
幾つかの物語があり、それぞれのシーン(1〜3分程度)が終わると暗転…