てるる

五月の七日間のてるるのレビュー・感想・評価

五月の七日間(1963年製作の映画)
4.0
静かで怖い政治サスペンス!

時は冷戦時代。
大統領はソ連と核不使用条約を批准しようとしていたが、根強い反対を受けていた。
そんな中、ジグス大佐は上司にある疑いをかける…

愛国心も間違った方向に進むと恐ろしいことになるという典型。

中盤の軍部の暗躍が怖すぎる。
さっきまで話してた人が忽然と消えるとか、自分だったら調査やめちゃうかも😱

この映画はアクションではなく、ほとんどがあくまで調査と話し合いで成り立ってる。
それなのにこんなに面白いのは脚本が優れてるからだろうな。

クライマックスで大統領と軍部の対決シーンで大統領が発する言葉の重み。
当たり前なのだけど、それが民主主義の基本。

最近でもミャンマー軍がクーデターを起こして悲惨な状況になってるけど、軍部が独裁政権になるとろくなことがない。
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