Yuzo

五月の七日間のYuzoのレビュー・感想・評価

五月の七日間(1963年製作の映画)
5.0
この監督が私の大好きな俳優を並べて作ったポリティカル・サスペンスなんて、最高のシェフが最高の素材で作った料理みたいなもので美味しいに決まってると思って観てみたらやっぱり最高に面白かったというのは、映画ファンとしてまさに至福の経験なのだ。カーク・ダグラスがキレッキレ。普通は箸休めになる男女のシーンでもエヴァ・ガードナーとバッチバチの演技バトルを繰り広げる。バート・ランカスターVSフレデリック・マーチも白熱。マーチン・バルサムの急に凄みを効かせる演技も見事。名優エドモンド・オブライエンがコミックリリーフを。素晴らしい演技と切れ味溢れる演出が冴えわたるフランケンハイマーの傑作。満点です。
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