タイトル テーマ 音楽
コミカル 美しさ 展開
いつ思い返しても涙が出る名作
映画に詳しくない僕がティムバートン作品を映画館で初めて体験したのはシザーハンズ。本作はそれからかなり後の作品で、テレビCMで映された僅かな映像だけで、本作への期待は高まった。
当時はほとんど映画館に行って映画を見るということが出来ない環境にあり、待ち焦がれたソフトのリリースで鑑賞した。
父と息子の親子愛をこんな美しくイカした描き方で表現しているのがとにもかくにも痺れる。
半分以上を占めるユアンマクレガー演じる父親の若き日々の不思議な体験の回想シーンのテンポも抜群で、映画のポスターやソフトのパッケージとして使われている黄色の花に囲まれた場面もとにかく美しく印象的だけど、
1番好きな場面は
余命僅かな父親と妻が バスタブに浸かるシーン。とても短いシーンだが 美しく儚く そしてカッコいい。
物語の終盤での 父親のホラ話として何度も聞かされた いるはずのない様々な人々が葬儀にやってくるシーンは何度見ても涙が止まらない。エドワード息子の手によって、あの川へと戻るエンディング。感無量。
ブルーハーツの「泣かないで恋人よ」(作詞作曲 真島真利)
♫ちっぽけな嘘をついた夜には
自分がとてもちっぽけな奴
どでかい嘘を突き通したら
それは、本当になる
が思い返される。