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エンター・ザ・ボイドのkuのレビュー・感想・評価

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)
3.1
今作は、ある種ファンタジー映画です。

内容は、東京にやって来たオスカーとリンダの兄妹。しかし、麻薬ディーラーのオスカーは警察に追われ、銃で撃たれてしまう。オスカーの魂は体から離脱し、愛するリンダを追いながら、東京の夜の街をさまよい始めるが……というもの。

とにかく映像がすごい。終始オスカーの一人称視点で描かれますが、ドラッグを使用した時のサイケデリックや、霊体で東京を彷徨うときの上からの映像、建物をすり抜ける演出。挙げ句の果てに、最後は妹の...の中に入ったりと、今まで見たことないような映像ばかりでした🤔

しかし、ジャケ写でもわかる通り、映像がとても派手で、万華鏡をのぞいているかのような映像になったり、赤と青の色が交互に点滅したりするので、映像酔いしました。映画というのは集中して見つめるものですが、今作は目を背けたくなるほど頭がぐらぐらする映像が多かったです😓

映像という観点で見ると良かったですが、ストーリーの内容としてはそこまででしたかね。R18の時点でお察しなシーンも多いですし、オチも結局そういうことかいと。最後の「無」からの即終了は良かったですが...。

このジャケットを見て気になる人もいると思いますし、試しに一回見ておくというのも良いかもしれません。ただ、体力がある時に見るのがオススメです。また、今作を見たことによる眠気や酔いは自己責任で🤗
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