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エンター・ザ・ボイドのまのレビュー・感想・評価

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)
3.2
鬼才、ギャスパー・ノエ監督が描くドラッグ・カオス・サイケデリックムービー。

可愛い妹。
優しい兄。

ブラコン、シスコンの兄妹が再開し東京を舞台に生活するが色々起こる話。
兄はドラッグの売人、危ない友人と付き合い夜な夜なクラブ通い。東京(大都会)の夜の街並み等アングラな部分を外国人が描くところが割と新鮮。

兄は基本的に後ろ姿しか映らず映画を見ている自分がその人物になっているような視点が面白い。

激しい光の点滅や過去と現在が入り混じる映像、上から見下ろしたカメラワーク、ドラッグ・セックス等が乱れるカオスな映像はこの監督ならではだけど、他の作品と比べると激しさは少しだけ控えめでその分サイケな色合いが強くちょっとアートっぽさも感じられた。

と、思ったのもつかの間、終盤は人様のお〇EX映像だらけでどういうオチに着地するのかなと思ったんですが、なんか分かったような分からないようなって感じでした。
ま