このレビューはネタバレを含みます
ただただ逃げ続けるだけの映画。
ビンセントギャロは、アラブ人兵士ということで、アメリカ兵から追われて、逃げ続けて、ありを食い、木の皮を食い、通りがかった女性の母乳をむさぼり、とにかく逃げ続ける。
最後のシーンは美しいというのか、なんなんだろう。
白馬に乗りながら、道をいく途中で血を吐きその血が馬にかかり、そして、馬だけが雪の上で佇んでいる。
なんのために逃げたのか、どこへ行こうとしてたのか、そもそも誰なのかもわからない。ただ、逃げることという概念を映像にしたような映画。