たてぃ

エッセンシャル・キリングのたてぃのレビュー・感想・評価

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)
3.9
「アンナと過ごした4日間」のイエジー・スコリモフスキ監督の作品ってことで鑑賞。この監督らしく、まさに「音と映像で感じろ」とばかりの作品でした。

主人公が収容所へ移送される際に脱走。そして、極寒の雪山を逃げる、逃げる、逃げる。主人公は無言、無言、無言…雪山なので食べ物がほとんどなく空腹状態。寒くて暖を取りたくて焚き火なんてしようものなら追っ手に見つかるので無理…そんな極限状態をセリフなしで表現するなんて本当にすごい…


≪蛇足≫
主人公が一軒屋に逃げ込むシーンがありますが、そこに住む女性を演じる女優があのロマン・ポランスキー監督の奥さんだったんですね。スコリモフスキ監督は「水の中のナイフ」でポランスキー監督と一緒に仕事されてるんですよね。
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