このレビューはネタバレを含みます
相変わらずベティ・デイヴィスの役どころは見事だけど、おんなじだ。「なにがジェーンに起こったか」とまったくおんなじ演技に見える。
精神薄弱、子供帰り、ヒステリック、わがままな少女役のおばあさん、まるで進歩がない。
役もそんな感じじゃなかったっけ? 殺人を目撃して自分がやったと思い込むなんてまさにそうだ。
対して姉?役の彼女は表情の変化が見れてとても良かった。初登場で優しいおばさんだったのに、正体を現してからはしっかり怖い。二面性がよく表現されている。
ただ映画全体、くどい。盛り上げようとしているのはわかるけれど、昔の映画ってそういうものだろうけど、テンポ悪いんだ。色々やりながらじゃないと見ているのがしんどくなってくる。
シナリオは悪くなかったけれど、やはりクドくてずっとは見てられない。
ドレッサーの上の薬瓶エフェクトなんてこの時代ならでは、いまならドレッサー写して終わり、それだけ視聴者が映画というメディアに慣れたということなのかもしれない。