度怒り炎の介

ラブ・オブ・ザ・ゲームの度怒り炎の介のレビュー・感想・評価

ラブ・オブ・ザ・ゲーム(1999年製作の映画)
5.0
最高。
どうでもよすぎるお話なのに、クソ大袈裟で垂れ流しな劇伴や編集によって騙されるように感動してしまった。映画の力ありがとう…

開いたドアの向こうに見せられる廊下の壁の緑→エレベーターを降りて横切る観葉植物の緑→セントラルパークの緑…緑で繋ぐだけでなく、画面上を占める緑の面積を拡張させていく品の良さ。ギリわざとらしくない位の、ピュアさを感じる場面転換の数々に大拍手。

別れ話をしながらトイレットペーパーで鼻をかむユーモア…さすがウェブの出なくなったスパイディをエレベーターで移動させるライミ先生なだけある。こーいうのがストレンジ2でもお目にかかれたら…と妄想するだけでもはや泣きそうになる。

プロレスに挑戦するピーターパーカーに罵声を浴びせる観客 と重ねざるを得ないヤンキースファンの野次を、スパイダーセンスでシャットアウトしながらピッチング…

もうケビンコスナー以外はブリーフ穿くの禁止でお願いします。