ポンコツ娘萌え萌え同盟

イヴちゃんの花びらのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

イヴちゃんの花びら(1984年製作の映画)
3.4
祝日に日本のフィルムアーカイブの拠点でポルノ映画鑑賞でしか得られない栄養がある。
『団地妻二人だけの夜』の二本立てで鑑賞。あっちは団地を舞台に解放された男と解放されたい女を軸に自由をテーマにカップヌードルや汚部屋が醸し出すチープな自由を手にしたダメ男を映した感覚だったけど、
対象的には『イヴちゃんの花びら』は山と海が舞台の逗子でオープンだ。
自由だけど明確な目的も見えず、特に出自も語られず行き先も全く見えないイヴちゃんのエロス旅。

その中にあるのはイヴちゃんの魔性の肢体が艶めかしい。ちょうどいい乳から尻まで、特に腹部が美しくスタイルが良い。そんなイヴちゃんの魔性の躰に残していくのは、登場人物の人間模様だ。犯罪を企てる三人組、足の筋肉がすごい謎の山男に、金持ちと給仕の女。
どれもイヴちゃんを混じえることで狂うことから明るみに出ることもある。

一方でイヴちゃんを主軸に映していることもありアイドル映画として見れることもできる。AV女優でもあるらしいが、だからこそ濡れ場を多く交えることで女優が光る。肢体の魅力が十分にカメラ、艶めかしい絡みに3Pまであって、脚色性は高くないが抜きとしての性能はそれなり高い。
他にも夜のプールで美人とセックスとか浪漫あるし。
ビジュアル面でもオープンカーで酒を飲む爽やかなショット、水着にお姫様のような衣装ど十分に伝わる。
躰の中でも特に映像面にこだわりを感じたのは尻のショット。川でサーフして濡れたパンツと尻、お姫様抱っこするとき尻、水中での尻。とにかく尻が印象に残る作品だった。