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春香伝のrejocquのネタバレレビュー・内容・結末

春香伝(2000年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

スンウさんのデビュー作

歴史絵巻を講談付きで見ているような映画。
なるほどこれはカンヌ。

撮影された時代も、描かれている時代にも倫理観が合わないのでだいぶ見るのしんどい。
いや、単純に監督やPDの倫理観とズレてんのかもしれないけども。まあしんどい。

教授の推薦でオーディションに出たら受かってしまって無下にもできず、この映画がデビュー作になった上奇しくもしっかり韓国初の冠までつけてカンヌ行き。結果は納めてるところらへんほんとスンウさんのキャリアは流石だなと。

なかなか出演者が心配になる撮影内容の映画。けっこう心が痛いが、そのシーンを抜けば揚々とした声と流れていく絵巻のような演出が興味深い。その演出に歴史的価値は感じるが内容は平易で俗物的。
ただ撮影がセット内にとどまるのではなく、本当にこの時代に撮ったみたいなスケール感ですごい。本当に2000年ですよね?色んな意味で当時2000年ですよね?

キャスト確認したら、デビュー作でこんな目にあってるスンウさんを上回る惨状の主演の女優さん、なんと当時ガチのJKでした。
こんな映画とても評価に値しない。葬り去っていただきたい。

しばしば鑑賞物は人権と倫理と衝突するが、
最低限、子どもは守るべきだろうと思う。
これが世界的映画祭のコンペ作品になるだなんて、なんという時代か。
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