マツモトタクシー

寝ずの番のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

寝ずの番(2006年製作の映画)
3.9
皆さん沢山のお運びでありがとうございます
松走亭宅志でございます🙇‍♂️

え~本日は宅志のヒーローのひとりでもあります中島らもさん原作の「寝ずの番」のご紹介です

寝ずの番とかけまして午後からの授業とときます
そのこころは。。どちらもウトウトしても起きていないと駄目でしょう。。
ありがとうございます

ただ本作品はかなりの下ネタが含まれております
苦手な方はここら辺でお引き取りの程ををお願い致します
今ならまだ引き返せます😁





津川雅彦が本名のマキノ雅彦名義で監督


落語の師匠、笑満亭橋鶴(長門裕之)が死に際に「そそが見たい」と呟いた。。
そそとは関西での女性器の隠語である

これを聞いた弟子・橋太(中井貴一)は他の弟子たちとどうするか相談する
お上さん(富司純子)は婆さんだし見るなら若い方がいいだろうという話になる
そこで橋太は自分の嫁である茂子(木村佳乃)に頼みこむ

茂子も最初は嫌がっていたが師匠の最後の頼みとあっては仕方ない望みを叶えるべく腹を括り承諾
橋鶴の寝ているベッドに上がり顔の前で下着を下ろした

橋太は師匠に満足したか尋ねると橋鶴は「そそやない!外が見たいと言ったんじゃ、ぼけ」と怒鳴って3分後に亡くなった。。


夜にはお通夜で寝ずの番が始まる
色々な弔問客が現れやがて艶歌合戦
三味線を弾きながらの下ネタの応酬が始まるのだった。。






以下ネタバレ




六代目笑福亭松鶴師匠が亡くなった時のエピソードを元に中島らもが短編を執筆
それを津川雅彦監督で実写化

余りのストレートな下ネタの応酬にR指定が付いたのだとか😆
おそそはまだ上品な方の言い方で関東では4文字、関西では3文字の言葉もバッチリ出てきます😅

淡路島だとおチャコと言うらしくサザンの「チャコの海岸物語」はカラオケでは唄い難いんだとか🎤😆🎵

九州ではボボと言うらしく昔ボボブラジルというレスラーがいて力道山の空手チョップで額から出血🥋
アナウンサーが「ボボ、ボボ、血が出ました~!」と絶叫
九州地区の皆さんだけ下を向いていたとかいないとか。。😆


パソコンや携帯も無く娯楽が少ない古き良き宴会文化があった時代
大の大人達がベロベロになって繰り広げられる下ネタには爆笑👅

元ネタが松鶴師匠の話なので弟子の鶴瓶師匠が特別出演


因みに昔ビートたけしさんの奥さんと駆け落ちしたのが松鶴を継ぐと期待されていた弟子で実の息子だった枝鶴さん
祖父が五代目で父が六代目という血筋
しかし問題が多かったのか破門になり一度復帰していたが再び破門に。。

たけしさんの奥さんも上方で芸人だったそうでその時からの知り合いで相談している内にやけぼっくりにということでしょうか。。😅
この騒動の時に東京から大阪に堂々と逃げられた奥さんを迎えに行ったたけしさんに感動☺️
個人的にはFRIDAY殴り込みやバイク事故よりもこの時がカッコよかった!
流石タレントではなく浅草の芸人なんだなと感動☺️
お姉ちゃんの代えはきくけど奥さんの代わりはいないんだな。。
男の勝手な解釈かも知れません😅


芸達者堺正章VS中井貴一の舌戦は必見!😆😆😆
死人のかんかんのう😁
公序良俗に反する艶作品😆😆😆


最後におそそとかけまして観世音菩薩とときます
そのこころは。。間近で拝みたくなります😁

おあとがよろしいようで
本日はこれにてありがとうございます
松走亭宅志でございました~☺️