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寝ずの番のかずシネマのレビュー・感想・評価

寝ずの番(2006年製作の映画)
3.2
「おそそブキウギ」って替え歌をライブで歌うバンドがいるんです。
そのバンドのファンなんです。
そのそそなら見たいし聴きたい。
アバンギャルドで行こうよ。

登場するのはやや下品な、でも笑える下ネタ。
ただ、それが何回も何回も出てくるので、聞いてるうちに流石にえげつなくなってくる。胸焼けする。
「面白くないから」じゃなく、胸焼けで段々笑えなくなってくる。
あと、関西弁がコテコテ過ぎるんもえげつなくなってくる原因かなぁ。。
イントネーションがおかしいとかは殆ど無かったんやけど。なんか聞いててえげつないんよな。なんでやろ。
オタフクソース1本全部をそのまま吸ったみたいなえげつなさやな。

「全くの他人が聞いても面白い話」と「単純な内輪ノリ」を行ったり来たりしている印象で、また、3回それが続くのは少し長く感じる。
対象の人によって登場する話の内容は勿論違うけど、作品の展開としての変化は無かったと思う。

中島らもの原作は未読やけど、監督の津川さん的には「なるべくなら明るく送り出してあげたい」って事が1番言いたかった事なんかなぁ。
それで父方祖父が亡くなった時の事を思い出した。
自分はまだお子ちゃまだったけど、確かにその場(の大人達)には、何か和気あいあいとした空気としんみりした空気が絶妙な加減で流れていた。

でも流石にあれだけ立て続けやったら周りももっと疲れてそうやけどなぁ…w

木下ほうかの役がやたらと作法に詳しい理由、不謹慎ながらちょっと吹いたw


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以下ただの日記。自分の為の記録。

今月(1月)初旬、自分の愛猫が突然亡くなり。
何日か経ってもぼうっとして頭の中がクリアにならず、そういう場合は何か気分転換をした方が良いんだろうが、時勢的に不必要な外出はしないし、だからと言って家でも映画やアニメをなかなか観る気になれず。
更に数日して、それが少しマシになって来たのでこちらを観た。
つまりこちらが「その後」の映画1本目。鑑賞と、この文章の下書きをしたのは1月中旬〜下旬。
(ここ数日で他に投稿した作品はそれよりも前に鑑賞して感想を下書き保存していたストック。そしてまだ少しだけストックはある。)
こちらを1本目にチョイスしたのは「寝ずの番」が題材でコメディだと書かれていたのでちょうどいいか、と思ったから。
ここまでお下品な内容とは思わなかったけどw、少し気は紛れて良かった。

愛猫の「寝ずの番」は自分がしたが、猫なんで、料理や酒があるわけでなし、誰が集まるでなし。(家族には寝てもらっていた。)
そばに居たかったから自分で決めてそうしたが、気が紛れる場はなく、その日は只々悲しくショックで頭も混乱して、考えも纏らず、起きた出来事を受け入れ難かった。
寝ずの番をしても、一方でずっと意味が分からなかった。
頭では明るく送り出した方が良いとは分かっていても、この作品の人達の様にはとても出来なかった。

今やっと起きた出来事に少しだけ気持ちが追いついて来たので、この作品の様に今後の法要は楽しかった事等を振り返ってなるべく明るくいきたい。
自分も一緒に踊れば良かったんかなぁw
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