ぺんちゃん

寝ずの番のぺんちゃんのレビュー・感想・評価

寝ずの番(2006年製作の映画)
3.8
深夜のテレビ放送で一部だけ見て、全編見てみたいと思いながら10年以上経った作品。
やっと全編見られた!

見る前は、下ネタ多めでつまらないかもと思っていたけど、予想以上に人情モノとしての深みがあって面白かった!
下ネタは下ネタなんだけど、やっぱり上手い俳優さんの下ネタは聴いていられるよね。最後の岸部一徳さんの戦時中のラジオ風の語りは、めちゃくちゃ不謹慎なのに面白くて泣けてきてとても良かった。

あらすじにある「アレが見たい」については、想像以上に早めに片が付いて、それ以外のお話が膨らんでいくのが面白かった。

師匠役は津川雅彦さんの実の兄の長門裕之さん。
高齢のご兄弟で、この映画を撮った意味も考えてしまう。
師匠を担いで一緒に踊るシーンがとても印象的だった。ジーンとした。
お二人とももう亡くなられているけど、お通夜がこんな風に賑やかだったらいいなと陰ながら思いました。

キャストもとにかく豪華✨
ド下ネタ満載のこの映画に、これだけの豪華キャストが集まるのも、津川監督たちのお人柄かなと思った。
富司純子さんも本当にお美しかった✨
ぺんちゃん

ぺんちゃん