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マスクのtorakoaのレビュー・感想・評価

マスク(1994年製作の映画)
3.8
話やノリは古いカートゥーンアニメ。トムとジェリーとかその辺りの。そういうものの実写化といった感じなのでリアリティどうこういうようなものではないと思うし、ジム・キャリーの芸達者ぶりとCGによるアナクロな漫画的表現が楽しい作品。

昔TV放送時に観た記憶は何となくあって再鑑賞だったのだが、ロキが関係してたのかとか以前より面白く観られた。
高身長で頭身高くて手足長いというモデルのような容姿かつ顔芸とマイムができて歌って踊れるジム・キャリーが、作品のスタイリッシュな印象に貢献してると思う。高身長で恐ろしくスタイルのいいキャメロン・ディアスと並んで画になるし。
キャメロン・ディアスは演技経験がなく、かなり思い切った起用だったらしい。
悪役の人キリアン・マーフィーやや似。目かな。

歌って踊って巻き込んでしまうラテンな場面が好きで5回ぐらいリピートした。コメンタリーによると、スタジオはこの場面を唐突だから削れと言ってきたが、試写で一番好きな場面に挙げる人が多かったそうで。実写版カートゥーンアニメみたいな作品だから気にしないことにしたけど、唐突なものなんか他にも色々あったと思うぞー。私はこの場面なかったらまた観たいとまでは特に思わなかったと思う。ステージに乱入して二人で踊る場面も好きだけどダンスシーンは極力特殊効果ないほうが好みだし、愛嬌ある楽しい場面があるのとないのとでは印象全然違うと思うんだよなー。

使用曲が好みで気分良く鑑賞できたのも評価高めな理由。フィギュアスケートによく使われてるのも凄くわかる。
最近だと村元&髙橋組デビューシーズン2020-2021RD、鍵山選手全日本デビューの2018-2019シーズンSP、🇸🇪アレクサンデル・マヨロフ選手ラストシーズン2018-2019FS・EXがパッと思い浮かぶ。マヨの黄色スーツは再現度結構高かったんだなー。

「シクじるな」で戸田奈津子かな会話が微妙に噛み合ってないし、と思ったら字幕・吹替翻訳:石田泰子と記載されていた。あらまー。
レンタルDVDに未公開シーンの映像特典あり。
セル版は監督とスタッフのコメンタリー2種、未公開シーン、メイキング・裏話的なものがいくつか。
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