公開当時劇場で観て、未だに記憶に残り続ける作品
90歳超えた人間には世界はこう見えるのか!と、有無を言わせず呑み込ませてしまう力に驚いた
そして、この辺りが遺作かなと思い込んでいたら、その後10…
歴史学教授の女性が8歳の娘と共に船旅をする
リスボンから乗船しマルセイユ、ナポリ、アテネ、イスタンブール、カイロ、アデンの史跡を巡り文明の痕跡について語り、幼い娘もどこまで理解しているのかわからない…
えーっ?
???
?
途中までニコニコしながら笑いながら観てたら、やられた。
こんなふうに世界を切り取ってみせられたのはじめて。
船が進むのをまるで子供が描いた絵みたいに見せるし、戦争のときの飛行機…
多言語がカット内に混じり合うバストショットでの会話から英語のみの会話→ギリシャ語の歌→言語自体意味をなさない距離による無声化の流れに痺れるほどの演出の徹底がある。ギリシャ語が共通言語になるもしもの…
>>続きを読む歴史学の教授である女性とその娘が、インドのボンベイにいるパイロットの父親に合流するために、地中海沿岸を巡るクルーズ客船で旅しながら人々と交流する姿を描いた、マノエル・ド・オリヴェイラ監督のロード・ム…
>>続きを読む