アノ

国境の町のアノのレビュー・感想・評価

国境の町(1933年製作の映画)
4.5
工場から溢れ出てくる工員たちとそれを追い払う騎馬隊の運動!運動!
戦地でもこの集団の勢いの見せ方は徹底される(GONZOジャンプあったよね?)。歯痛を訴えて前線への出動を拒否する兵士を引きずり倒すくだり、全然笑えないシチュエーションなのに暴力的すぎて吹いてしまう。
ドイツ兵へのリンチを呼びかけるのにも松葉杖をつく障害者がぶっ倒れながら「ドイツを倒せ!」と叫ぶ過剰性。

町中での娘とドイツ兵の逢瀬がとても可愛い。シーソーになるベンチの出会いをアピールに再利用するのが上手い。そしていきなり馬に喋らせる茶目っ気…骨の髄まで喜劇作家。
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